枕の選び方

妊娠と睡眠

妊娠中は体が熱っぽくなるため、なかなか寝つけないという方が多いようです。妊婦さんにとって体温の調節は、免疫的にも注意が必要です。妊婦さんはのぼせないように頭部を涼しく、足元を冷やさないようにする「頭寒足熱」が大切です。

【なぜ妊娠中に熱っぽくなるのか】

女性は月経の後の排卵期に、黄体による働きで平熱よりやや体温が上がります。通常ですと次の月経が始まる時に体温が下がりますが、受精して妊娠状態になるとエストロゲン・プロゲステロンというホルモンが分泌されるため、体が熱っぽくなるのです。また、胎児の成長と共に熱量も増えます。

【日中の生活】

妊娠を維持するために分泌されるプロゲステロンは、睡眠を促すよう働きかけますので、常に睡魔に襲われている雰囲気になります。もちろん個人差はありますが、人によっては耐え難い眠気が起こるほどです。妊娠初期にみられる睡眠障害のひとつとされています。これにより日中、頭がぼんやりしてのぼせることがあります。

【夜寝つけなくなる】

プロゲステロンよりも、エストロゲンの分泌量が増加する妊娠中期は、初期よりも安定した睡眠が得られますが、臨月が近づくと共にプロゲステロンの分泌量が減少していきます。エストロゲンには自律神経をコントロールする働きがあるため、深い睡眠が得られなくなり途中覚醒が多くなります。何もしなくとも暑くて寝つけない場合、ストレスが蓄積されますので、改善策が必要となってきます。

お腹が大きくなってくると、仰向けで休むのが辛くなりますので、抱き枕を利用される妊婦さんも多くいらっしゃいます。横向きで休む時、抱き枕などにも合わせて背骨と顔の中心軸が一直線になるように高さ調節がしやすく、快適な眠りをサポートする安眠枕はおすすめです。当店で販売している安眠枕、S-sleep(エス-スリープ)は、人間工学デザインを採用した水枕です。水に包まれているようなフィット感が、熱っぽく寝つけない妊婦さんをサポートします。

睡眠環境を整える

様々な肩こり解消グッズを試したけれど、なかなか効果が出ないとお悩みの方も多いかもしれません。


そのような場合はまず、枕や寝姿勢などの睡眠環境について考えてみる必要があるかもしれません。



・理想的な寝姿勢とは


人の理想的な寝姿勢は、「立位の姿勢」と言われています。

仰向けでも、横向きでも寝た状態が立位の姿勢になっていることが重要です。

立位の寝姿勢で寝ることで、頭部や首への負担が軽減され、脳が休まり全身がリラックスしやすくなります。

睡眠は脳や身体を休める時間でもあります。

眠りが浅くなると寝返りが増え、起床時にも疲労感が残りやすくなります。

質の良い睡眠をとれるように、寝姿勢が正しく保てられ、頭が蒸れないような枕による寝具環境を作ることをおすすめします。



・添い寝が肩こりの原因に


眠るときの添い寝が、肩こりや首こりの原因になっていることがあります。

子どもや夫、妻、かわいい犬や猫などのペットと一緒のベッドで眠ると、「ぶつかったりしたら大変」という意識が働きます。

そうなると、なるべく寝返りをうたないようにしようと身体が緊張してしまうことがあります。

また、隣で寝ている子どもに掛け布団をとられてしまい、寒さで肩がこってしまうことがあります。


家族やペットと眠る幸せな時間であっても、肩こり改善のためには睡眠中に窮屈な思いをしないことが大切です。



・寝具を見直す


身体が沈みこむほど柔らかな敷物だと、姿勢を変えるのが難しく寝返りがうちにくくなります。

睡眠時の寝返りは必然的に発生しています。

また睡眠中の寝返りが過剰に多いことは、不快からの逃避現象であり、違和感の存在を意味しており、熟睡を妨げています。

適度な寝返りには、血液や体液の流れを促し、こもった熱を逃がして快適な温度と湿度を保つという大切な役割があります。質の良い眠りをつくるためにも、自然な寝返りがスムーズに行なえる枕や寝具を選び、違和感が発生しないようにしましょう。

また、目覚めたときに枕の位置がずれていたり、頭が枕から外れていたりしたりすると枕が合っていない可能性があります。


なかなか自分に合った枕がないとお悩みの方は、オーダーメイドの感覚でご利用頂ける水枕、S-sleep(エス-スリープ)をご利用ください。


一人ひとりに合った高さ調節が可能で、スタンダードタイプやパーフェクションタイプなど4つのタイプからお選び頂けます。

フィットする枕の選び方(顎・口腔系)

顎関節症によって口が開かず、
咀嚼(噛むこと)ができなくなったり、
就寝中の歯ぎしり等によって
歯や歯肉に悪影響を及ぼすことは周知です。

その理由の一つとして、
横向き寝の就寝中の枕の硬さや高さによって
顎の位置関係が不安定な状態へと
誘発されていることがあります。

そこで、横向き寝になった際に
枕がどのように下顎と接触しているか?
という内容はとても大切です。

下顎は約1kgの質量があります。
実際には血液や筋肉なども含めての事ですが


このように1ℓのペットボトルが鼻の下に存在している事と同様なのです。


下図では、やじろべえを指で無理やり直立させていますが、
この状態が成立していることを表現しました。

歯ぎしりや顎関節症、口腔内トラブルで悩まれている方は、
このような重い顎(あご)のため、
合わない枕による横向き寝では
顎の位置がズレ、障害に繋がりやすいのです。


しっかりと顎を支えられていない枕に
横向き寝をした場合は、


例えば、下図のように顎の自重方向が側方に変化して
枕に載りかかります。


あるいは、枕と接触しない反対の顎関節が
引き離される応力も作用します。

顎関節や歯牙、口腔内トラブルの為にも
下顎を安定させてアゴ全体を包み込むように
支える機能が枕に必要になります。

なぜならば、
強すぎても弱すぎても顎関節に悪影響を導いてしまうので、
丁度よい包み込むような圧力が必要だからです。


そこで、○で囲んだ圧力分布をご覧ください。
●下図はS-sleepの圧力分布図です。

水による流動変形によって面接触し、
非圧縮性流体の特徴が表現されております。

最も安定させたい顎関節部は、
顎円板(軟骨)を把握するように局所的に赤色に変化し、
確実な圧迫によって接触していることが確認できます。

また、歯牙や歯肉に対しては、
アゴの先端方向に向かって
薄い水色に描かれた下顎骨形状が外観ラインに沿って確認でき、そのフィット性が頷けます。

●一般的な枕も比較検討しましたのでご確認ください。




S-sleepは、
顎関節症はもちろん、
歯科領域の障害で悩まれている方々からも
意見を徴収し検討して開発いたしまし

た。

歯牙の腫れや歯茎に対しても面接触によるレオロジー効果や、
また、氷を加えて冷却機能を高めることで、
消炎作用や鎮痛効果も目的としております。

横向き寝の重心の位置

横向き寝の際に、枕が高い場合には、

頭が下から突き上げられる状態になり、

反対に、枕が低い場合には、
頭を支持するボリュウムが乏しいため、首の付け根から頭が、
垂れ下がる状態になります。

その横向き寝の状態が、実際に
理想的な頭の高さ
(顔のセンターラインが水平位)に保たれているか?

の確認をするにあたり、
日常の生活においては、自分自身の感覚に頼ることが大切になります。

しかし、追究して確認するには、使用している枕の上に横向き寝をし、体圧分散試験によって、
その時の重心の位置を確認する方法が有効です。


●下図はS-sleepで横向き寝をした時の重心の位置です。

真ん中にある赤と白の丸いマークが重心です。

S-sleepでは2つの矢印で指した①肩と②顔面が支点となり、

それらを直線で結んだ、線を2分する概ね中点

(白く塗りつぶした星マークの位置)

に重心が存在していることが確認できます。


これは、やじろべえのように、肩側と顔面側との

荷重配分が概ね均等に近い状態であると推測できます。


それに対して、


●下図は他社商品で横向き寝をした時の圧力分散図です

重心が肩の近くに寄って移動し、

2つの支点を結んだ中点からズレていることから荷重成分を2分していないことが確認できます。


この状態は、

結果的に肩が支点となり、首の付け根から、

頭が垂れ下がっている状態を意味します。


したがって頚椎への負担を示唆しております。


高さが合わない枕での横寝は肩こり、首コリの原因

(側臥位頚椎の釣竿化現象)

を参照下さい。



●下図は比較した数社の製品(枕)の重心の位置です。


どの図からも、

重心が肩の方に寄っていることが確認できます。



そこで、

ご自身の枕が、横向き寝でも正しい高さであるか否かについては、

横向き寝をした際に、
首の付け根周辺に詰まるようなあるいは引っ張られるような違和感が発生していないか?
を充分に感じ取りながら
選別または確認されることをお勧めいたします。


顎関節症と枕について

顎関節症の方が枕を選ぶ際には、
横向き寝になった時に枕が顎をどのように接触あるいは支持しているのかが問題となります。

枕の素材が硬いもしくは接触感が強い場合は、
枕によって顎関節が下から突き上げられ顎関節にストレスを加えます。

また、枕の素材が柔らかいもしくは接触感が弱い場合も、約1キログラムある下顎の質量により、
アゴが下にダラリと重力で垂れ下がり、顎関節にストレスを加えます。

したがって顎を保護するには、枕が顎を突き上げず、また、落下させずに支持する機能が必要であります。


これは、かなり的確な圧力が必要となり枕開発では大変な難問でありました。

しかしS-sleepは、パスカルの原理で流体(水)が変形し、水圧により包み込むことにより、顎関節(顎円板)および下顎骨を下から突き上げず、また落下させない支持をいたします。

また、その支持する力学的な問題としては、
S-sleepが人間の比重値とほぼ同等の比重値の1で構成される水の枕であります。

比重がほとんど変わらない物どうしの接触は、
基本的に違和感が発生しない圧力を再現することができます。

それに加え、S-sleepは、枕の表面を担うポリウレタンの比重値も約1.1であります。
そのため、枕の構成する内部と外部の全ての素材が接触時に違和感が発生しない事を考えて、素材を選択しているので、高確率で的確に支持することを目的に開発いたしました。

肩こりと枕について(横向き就寝姿勢のポイント)


 肩こりの症状で悩まれている方の原因として、当研究所付属臨床センターで最も多く異常が確認される部位は、肩こりの”コリ”として象徴されている筋肉が一番の問題ではなく、第七頚椎と第一胸椎の関節の連結部(頚胸移行部)のバランス障害が主の問題でありました。

また、この場所を治療することが、肩こりの症状に対して対症療法ではなく、本質的な治癒に導くために対処が必要な部位と考えます。


さらに、この部位は睡眠中の横向き寝になった際の枕の影響を如実に受け、枕の高さが正確に合わなければ、バランスが障害され、痛みやコリを誘発させる原因になってしまいます。

 S-sleepは、この頚胸移行部の関節部を保護するために、基本的な形状をスタンダードタイプによって、一般成人が使用した際に、概ねの方がフィットするサイズとして設計時に導き、また水の量にて高さ調節をすることで、ピローフィッターなどの専門家に頼らずとも自宅で簡単に設定することを前提に開発をいたしました。


  また、個人差のある万人に対応するために、枕ジプシーと呼ばれるような方々も含め、さらなる詳細な調節機構を行える別タイプの3段階で表現し、4つのS-sleepタイプから選択を可能にすることで、究極に悩まれている方であっても毎日が安定した枕で就寝を可能とする事も目的に取り組んでまいりました。

 骨格の専門的なお話になりますが、人間が2本の足で立ち、倒れないようにしている時には、地球上の法線という軸に体幹軸が添うように反応しバランスを獲得しています。

 これを、物理的に支持しているのが骨格であり、積み木を高く積み重ねる時と同じように、背骨の一つ一つが上下の重心バランスをとりながら連続性を保って連なり、そして、さらに最上部から約5kgもある頭の質量によって、背骨(椎体)がズレないように上からの圧力によって押さえ込まれ安定されています。

 さらに、解剖学的には、靭帯や筋肉によって骨格の周辺組織が力学的な支持強度を高め背骨を保護することで、一般的で健康な人は無理を感じることなく直立を可能にしているわけでもあります。

 しかし、ヒトが横向き寝の姿勢になった場合に、枕がない時の頭は、肩幅の距離分だけ落下する作用が働きます。

 この場合、柔らかく沈み込むような素材の枕では、通常は頭の重みを枕が支えきれずに頭が落下してしまうため、枕の中の素材量を増やし、落下を抑制するだけの厚みが必要になるわけであります。

 しかし、そのように厚みを形成した枕は、仰向け寝では高枕になってしまいます。
したがって、仰向け寝が主流かつ良好な就寝姿勢として優先的にされているため、市場で出回る枕では、横向き寝の感触は厚みが不足した傾向に感じる事が多いのであります。その結果、枕の下に手を入れたりして寝る人も少なくありません。


○横向き寝で頭が下がるような場合の枕は、下図のような圧力分散図となります。

 この図の中の上方にある青色で囲まれた中に、赤色の部分が僅かにある部分は、頬を中心とした顔面側部の接触圧力であり、また図中の下方に存在する赤く広い部分は肩の接触圧力になります。

 この検査図からは枕が頭を支えられていないことが分析できるのです。


 次に、赤と白の混じった円形状の重心マークが、肩の赤く広い部分の中に位置している事に着目してください。
 これは重心となっている肩が支点となり、この位置から釣竿の先端にぶら下がる魚のように、頭が頚椎を通じて吊り下げられた状態であることを示しております。


 これは5キロもある大物を竿で釣る際の手元にかかる力学的な負担と同じで、頚椎の関節、首の付け根、肩の靭帯や筋肉が緊張する等の物理的な負担となり、肩こりの原因や肩関節の障害までの原因にもなりうるのであります。

 しかし、これに対してS-sleepでは下図のような横向き寝の圧力分散図となります。


○S-sleepの横向き寝の圧力分散図

 この圧力分散図からは、頬(顔面側部)の部分の接触圧力に赤色が多く出現し、枕がしっかりと頭を支持していることが分析できます。


 また、重心マークが肩と頭との中間に存在していることから、”やじろべぇ”のように、それぞれの質量をバランスよく分散していることが解析できるのです。


 次は、反対に枕の厚みが必要量を超えて高くなりすぎた状態の場合です。


この場合は、頭が下から加えられる枕の接触圧によって突き上げられ、頭を横から押されるような感触となり、頚椎への剪断応力が働きます。

したがって、横向き寝では枕が高くても低くても、2つのどちらのパターンにおいても適度でない限り、頚の付け根に大きなストレスが加わり、骨格や関節、筋組織に障害を発生させやすくなり、肩こり症で悩まれている方にとって大変よくない結果をもたらしてしまうのです。

 そこでS-sleepでは、適度な高さという、個人差から具体的に何センチとも表現できない、しかし漠然とはいえども明確なフィット性が要求される横向き寝の高さへの追究を行って参りました。

 その適度に設定する。という内容には、日常的に使用される方が、自宅や旅先などはもちろんですが、日々の敷き寝具の経年変化によっても使用状態が僅かに移り変わる状況に対しても、ご自分で簡単に合わせられ、しかも頻繁に調節が強いられる事を想定し、何度も調節を繰り替えすことが可能である機能を備えた枕が必要であったわけです。

 そこでS-sleepは、ご自身の身の周りに常に存在し準備できる物質の水と空気によって構成しました。


 もちろん枕内部素材の継ぎ足しや販売店や購入元にメンテナンスして頂くなどの手間を省いた大変手軽で便利な商品といえるものと自身を持ってお勧めいたしております。

 また、ご自身で調節が可能としなければならなかった理由には、他人に一時的な場所で高さを調節して自分に合わして頂いたとしても、普段の日常的に自分が就寝する場所とは、敷き寝具の性質的問題として質量を吸収する能力の差(弾力性など)が条件として異なるため、枕の高さに誤差が生じ違和感が発生してくることが概ねとなるからでありました。

 S-sleepは、それら全てを考慮して開発した枕です。


◎基本的には、どのような枕でも横向き寝の時には、上図のように顔の中心軸が概ね水平になるように枕を調節して寝てみられて下さい。


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